温もりを求めてる
今日は思ったことを徒然と。
今朝、実家の祖母のことがふと浮かびました。
数年前突然、
「自転車に乗れない・・・」と言いだした日から
あれよあれよという間に歩けなくなり、
動くこともままならなくなり、
どんどんと首の筋肉が固まってしまって
なんとか話すことは出来ても声が出ないという状態で
本人の希望もあり、
今では介護施設にお世話になっています。
今年の夏に施設側の都合で他の施設に移動することになり、
先日実家に帰った際は、移動先の
まだ新しい綺麗な施設に初めて訪問しました。
本当に綺麗な施設。
でも、訪れた祖母の姿は以前にも増して
生きる気力が薄くなっている気がしました。
会うたびに細く小さくなっていく祖母の姿。
以前は相部屋だったのが今では個室になったようで
介護士さんと少し話すことはあっても
本人の中で
誰かと
接すること
会話すること
自分が良くなる可能性や
楽しみを見つけることを
自ら遠ざけて諦めてしまっている様子が
こちらにも見てとれます。
そして、顔も血色がなく真っ白で表情もない。
何かを話してくれるんだけど、
口元に耳を近づけてもなかなか聞き取れないほどのか細い声。
そんな祖母に触れてみたくなって
そっと触れてみたんです。
特に何かを話すわけでもなく、
固まっている肩と首にそっと手を当ててしばらくじーっとしていたら
祖母がボソッと言いました。
「あぁぁ 気持ちいいなぁ」と。
顔を見たらほっぺもうっすら赤みが差してきて
身体もじわーっと温かくなってる。
その時に、
「ああ
人間って一人でもきっと生きられるけど、
誰かの温もりを感じながら生きられることが
きっとしあわせなんだな。」
と思いました。
そっと触れただけ。
ただそれだけのこと。
きっとね、大切な人でさえも
当たり前にそこにあったら当たり前すぎて分からないし、
なんなら、いつもいつもあったら
「暑苦しい!!」ってなるんでしょうけど( ´Д`)
でも、人に触れられること。
人の温もりを感じられること。
それがしあわせなことなんだとしたら、
目の前のひとを今よりももっと
大切に思えるような気がしますし、
目の前の人にしあわせを感じてもらえることも
そんなに難しいことじゃないのかもしれないな
・・・と思いました。
今日もみなさんが大切な人にたくさん触れて
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